水木しげるロードを行こう・土産物編
目玉街灯の町境港にようこそ。
ということでじゃあ、水木しげるロードで土産を買おうじゃないか。
まずここで問題となるのは、それが誰のための土産なのか?ということだ。
あなたはここに1人で来ているのか?知人とか家族と一緒に来ているのか?どちらにしろ一緒に来なかった人のために土産物を買うことが必要かもしれない。
しかしちょっと考えてくれ。
妖怪好きの聖地に来て、妖怪好きが他人分だけ土産買えんだろう。
っていうか自分メインだろう。
オレ様がオレ様のためだけにオレ様のモノを買うことこそが醍醐味なのではないのかね。
そこで、「ここさえ行けば大抵のモノは手に入る」という2軒を紹介したいと思う。
まず1つ目は妖怪神社の横にある「むじゃら」。反対側には「妖怪ショップ ゲゲゲ」とゆー手作りの店があるんだけど今回そこは省こう。
どうも「むじゃら」に妖怪神社の権利があるようで、神社のお守りだとか絵馬とかいうのはここに置いてあって他にはないようだ。ほんとに。「むじゃらだけの特別ご奉仕」という感じですか。
件の妖怪神社の正面(左側建物がむじゃら)と神社のご神体。
店員さんはいい人です。まあそりゃどの店にも言えることで、田舎の人のあたたかみと言えばそれまでだが、なんだか本当にやたら親切だ。他の店で買ったものが多くても、なんだか「荷物いっぱいね」ということででかい紙袋くれたりする。まあそんなこんなで親切なことは間違いないですよ。
ということで「むじゃら」の売りはやはり「妖怪神社関連グッズ」というところですか。他にもキーホルダーとか煎餅とか飴とか置いてるけどそこがメインだろう。あと、自分で作れる妖怪缶詰。
これは蓋の開いた缶の中に自分の好きなものをいれ、プレス機で蓋をして自分好みの缶詰を作れるというそんだけのこと。土産とかにけっこういいんではないでしょうか。缶の柄は印刷してある紙を選んで自分で貼るという、何から何まで手作業状態。ただ、私がその機械を回したかったのに、女だからということなのかやらしてもらえませんだしたよ。ちきしょう。
他にもここはブロンズ像レプリカとゆーか・・・なんか展示してあったり、水木しげる関係書籍が置いてあったり、内容的にも位置的にもしげるロードの中心といえるのではなかろうか。
対して。
グッズの種類ならここより上はないというのが「鬼太郎の里 わたなべ」。
外観こんな感じ。はっきりいって狭いです。むじゃらの半分くらいかもしれん。
それでも「他の店にあるものは大概ここにある」と思えるような充実ぶりだ。饅頭やら煎餅やらはもちろん、小物類から鞄からTシャツからフィギュアまでいろいろあって困る。絵葉書とかあるし、金さえあればそのクリップとかでかい人形というかなんというかとにかく欲しくなるのですよ。
しかし難はやはり鬼太郎中心というところで。
もっとこうマイナーなところをやってよ、と思ったらやはり妖怪舎製作のフィギュアということになるわな。既に第4弾くらいまであるはずで、第1弾とかで鬼太郎関係やっちゃったから後は誰も知らんような妖怪ばっかになっている。サラリーマンは妖怪じゃないけど。
とにかくフィギュアは他の店にもあるけどここが一番多い。首かじりとか素敵だ。
とりあえずグッズと言えばここに入っとけば間違いはないだろう。
そりゃ勿論他の店にしかないものもある。いや他のとこにもあるのかなあ?
砂かけばばあふりかけとか。
鬼太郎柄の日本酒とか売ってるし。
あと、鬼太郎とかねずみ男とかの像作って、その中に瓶入れてるような日本酒とか置いてた。なんか私の表現変だよな・・・まあとにかくそういうのもあります。
喫茶店の中には「鬼太郎ケースに入ってるコーヒー豆」みたいなの売ってたりするし。その容器が欲しくて買いたかったんだが売り切れててムカついたので今度行くときは絶対欲しいと思っとります。
あとその店、ジュースがMとLしかなくて、そのMはL?と思うくらい大きいです。
多分左がその喫茶店で、右が噂の神戸ベーカリー。
問題は神戸ベーカリーなのですよ。
ここ、普通のパンは勿論あるが、なにより水木しげるロードにあるのだから売りとして、「鬼太郎パン」なるものがある。
要は鬼太郎ファミリーの顔をかたどったパンを作っているということなんだけどね。
私が確認したのは鬼太郎・猫娘・砂かけ婆・一反もめんなんだが、いやもうなんというか、やばい。見た目から。だって似てないもん。
そりゃパンなんだから似せるのは難しいわけでそりゃ仕方ない。
一反もめんだけが説明なくてもわかるけど、それは当然のことなんだろうか。
そのパンの中身にはいろいろあるが、クリームパンだったりアンパンだったりするわけですよ。
とりあえずクリームパン甘すぎです。
そんでも鬼太郎の形したパン売ってるのはおそらく全国でここだけです。無謀な挑戦を素敵にやってのけたのはここだけなんですよ。
要はただのパンなんで、話の種に買ってみてはいかがでしょうか。
いやほんと。
とかなんとか言ってたら紹介できる店がなくなってしまった。
土産売ってる店はけっこうあるし、妖怪Tシャツとかイケてると思うんだけど、なんつーか「この店のここが!!」っていうのがあんまりないよね。グッズ系のことは「むじゃら」と「わたなべ」でまとめてしまうしかないよなあ。
ああそうだ。
妖怪ポストは前述の「妖怪ショップゲゲゲ」にあるんだった。
そこに入れたら消印が鬼太郎の絵柄になったりするらしいよ。でも自分自身に出さないとそれ見れないからあんまり意味ない気がするんだけどね。だって私が見たいのにさー、他人に見せてもさー・・・ねえ・・・・・・。
他にも手作りで立派なモノを作ってるとこはあるんだよ。
でもね。
それって大きかったり高かったりで「土産」というくくりではちょっと語りづらい。というか語れない。
欲しいけどさ、それ買ってどこに置くとかどうするとか考えると、なんかこう手が出せないのですよ。金持ちでスペースあれば買ってると思うよ。主に置物系になるんだが、要は立派すぎるフィギュアで私にはそんな立派なものは買えません〜、という話だ。
金があればそういうのもいいんじゃないでしょうか。
フィギュア買いあさって、バッグとかシャツとか選んで、観光地特有の饅頭でも買って、ふりかけ選びつつ妖怪缶詰を作りながら日本酒を小脇に抱えることができたら、あなたは水木しげるロードの大方を満喫したことになるでしょう。
オプションとして喫茶店やカレー屋に入ってたらなおよしです。
何故「大方」と区切るのかというと、実はここでは季節によって催し物があるらしく、そんな日に出かけた方が楽しみも倍増と思うからなのです。
妖怪祭りみたいなのがあるらしいんですよ。見たことないけど。
機会があれば是非一度訪ねてみればよいではないでしょうか。
ところで、
平成14年度開館予定だったらしい「水木しげる博物館(仮名)」はできあがったんでしょうか?
100m先で作ってたみたいなんだけど見てないんだよな私。
次回は博物館に入らないといけないな。
おわり