桜小路トムのおのぼり体験談
別にどうでもいい話なんですが、なんかちょっと田舎者から見た大都会を話してみようかなという企画ですわ。
ほんとにどうでもいい話だな。
結局私の旅行記みたいなもんだしなあ。
えーと、最初に。
ビッグサイトにおいて、本買ってくれた人ありがとうございました。
セル画買ってくれた人も。
3分の一売れましたよ。全部で何冊だったかはまあ伏せとくとして。
なんかさ、東京ってマジに人多いっすよね。
わかってることだし、今回が初めてってわけでもないんだから今更なんだけど、もー人が多すぎてムカつく。雨降って少しくらい涼しかっただけマシだったくらいか?
東京駅の人の多さはまあ、今から行く人とか帰る人とかもいるわけで仕方ないのはまあわかる。でもさー、街中ってすっごいね。それはおいおい語るとして。
とにかく電車の入り組み具合からどうにかしてくれませんか?と思った。
ソドウ島ぐらいとは言わないけど。なんか事前に地図と路線図つき合わせて、どこで乗り換えてこっちの階段あがってとかなんとか考えてないと絶対迷うって。そりゃ土地勘ないからわかんないっていうのもあるけど、そんな作業をやってて「ああ、おのぼりさんだなあ」としみじみ思ってました。
13日は1日暇というか、暇にしたんで観光でもしようかなって思ったんですよ。
台場に行くか(フジテレビに行きたかった)、渋谷に行くか(「街」観光がしたかった)で悩んでたんだけど、前の日に知り合いに引きずられて台場で欲しくない中華を喰わされたんで(彼らが好意でそこに連れてったことはわかってるんで、中華しかない店たちの真ん中で「私は基本的に中華は嫌いです」などと怖くていえなかった)もう台場方面には行くまいと思いました。だからその日は渋谷に行ってみようと決めたんですが。
なにぶん私の行動というのが時間つぶしに向いてない。
だから直に行かずに浅草寺にでも行くか?と思って朝行ってきました。なんかほんとに観光って感じだ。朝っぱらから人が多くてすごいなあって思いました。
とりあえずここで感動したのは、屋台にみぞれがあったことですね。広島もこれを見習って欲しいね。カキ氷って言ったらみぞれだろう。勿論喰いましたさ。
んでおみくじ引いたら「吉」だった。なんか総合して、「願いは叶うが慢心するな」みたいなことが書いてあった。それって別に誰にでも言えることじゃん。しかも、「探し物────見つからず」とか「待ち人────来たらず」とか書いてあってがっくりだ。
お守り買おうと思ったら1個800円とか1000円とかするし。ぼったくりだね。
ということでその場はそうそうに引き上げて渋谷へ行きました。
「街」観光っていうのがですね、「街」というゲームにでてきた渋谷の場所を回って一人感心するっていうただそんだけのことなんですよ。そんくらいこのゲームが好きなんですよ。もしこれの舞台が巣鴨なら巣鴨に行ってましたよ。ええ。
でも本当に来るとは思ってなかったから攻略本持ってないし、土地勘ないから迷いそうだし、駅の周辺を回ってみることにしたんですよ。だったらまずハチ公でしょう。「できちゃった」の飛沢くんと亜美ちゃんが最初に待ち合わせた場所。
待ち合わせしてる人だらけでした。
なんかつまんないんで、もう一つの待ち合わせメッカ・モヤイ像も見ました。これはもう十数年前に聞いたこともないラジオ番組のリスナーからの葉書きで構成した本を買ってたことがあって、それのDJの女がモアイに似ているということでその像の写真が表紙になってたんですよね。で、一度見てみたいと思ってて、見ました。でかかったです。
ハチよりモアイの方がかっこいいのに。
人は少なかったです。
それからまさか高級住宅街・松涛まで歩くわけにもいかず道玄坂の方へ進んだんですよ。道玄坂と言えば、もうそりゃ悪霊シリーズにおける「渋谷サイキックリサーチ」でしょう。何年か前にここにきて「こんなにゴミゴミしてんのか」と落胆した覚えがあるんですよ。本から受ける印象が「瀟洒な雰囲気」だったんでそう期待してたら全然違うし。でもこの辺りに事務所があってぼーさんが歩いてるかも、とか妄想して歩くのは楽しかったです。妙な裏路地に入り込んでしまうし「私は何やってんだ?」と思いつつ大きい通りにでたら、もう駅がどっちなんだかわかんねーよって感じになってました。 地図みながらとりあえず本屋に入るし。どこにいてもやる事は一緒ですよ。
本屋にいても仕方ないんで、んじゃタワーレコードに行こうと思いました。ここ7階の本屋で「やせるおもい」の細井美子が働いてるんですよ。そこに行くまでも相当逆方向に行ったり迷ったけどたどり着きましたね。そしたら休みでした。
なめてんのかコラ。
じゃあ宮下公園に行こうということで。ここで「迷える外人部隊」の高峰隆士がホームレスに紛れて寝てたり、エロ漫画家の青井則生他2名がサバイバルゲームしてたり、とび沢くんたちがデートしてたのかー・・・・・・と思ってたら、なんか撮影隊みたいな人たちがセットの組み立てしてて、「おお、これが噂の!」とか意味不明なこと考えながら横を通り過ぎました。
代々木公園に行きたかったけどどこだかわかんないんで却下。
暇なんで電力館とゆーとこに入ったら、もろにお子様向けでがっくりした。もう渋谷にいてもすることないやと思い(デパート等にいったって面白くないし。そういう人なんですよ)、考えた末アルタ前を見物しようと新宿に向かうことに決めました。
その前にドトールがあったんでなんか食べようと入ったら、なんか想像以上に広くて驚愕しました。こんなばかっ広い喫茶店はじめて見たよ。さすが都会は違うね。えーと、渋谷神南1丁目店です。
で発見したことはミルクレープは不味いということでした。名前で気付けばいいんだが、本当にクレープなんだもん。私クレープ基本的に苦手なんだもん。姉とかがめちゃめちゃ美味いとか言うんで期待して喰ったら、なんか甘え。勘弁してください。
クレープを胃に流し込み新宿へ行った。
そしたらやっぱり迷った(笑)。
どっちがアルタなんだ?
なんか地下へ迷い込み、ふらふらしてると道の端に占い屋があった。なんかそそられて占ってもらうことにしたのだが。
占ってもらうことなんて別になく、「んじゃ恋愛というか────出会いありますかね?」と無難に聞いてみたんですよ。そしたらなんかいきなり生年月日を計算し始めて、「あら!あなた今年と来年はすごくいい年よ!」とかほざき始めた。
運気が上向きだから男できる確率高いんだって。じゃあずっと出会えなかった場合、再来年はもうダメなんですかね?
そんな質問をするのは気が引け、占い師の女の話を聞いていると「これが2000円の価値ある話か?」と思いました。
だってあれっすよ。結局「運気が上向きだから、今行動すればいい」だの「自分を否定せずに外に出て出会いを作れ」だの「気持ちを強く持てば願いが叶う」だのそんなの別に運気関係ないじゃん、みたいな言葉しか出てこねえ。
あのさあ、出会う場所あって私が社交的でアウトドア派で自信家なら、こんなに苦労してないっちゅーねん。インドアインドアな趣味で心配性で人見知りする無愛想な人だから困ってんでしょ。もうそんなのできたらしとるゆーんじゃい。
その辺り少々つっこんでみたら、「あら・・・こもり系の趣味なの?それじゃダメよ。出会うためにはそれをやめて外に出ないと」だってさ。
わかってるってば。そんなの占い師じゃなくても言えることだぞ?もっとひねれ。
それにアウトドアな桜小路というのも想像がつかないのだが。人当たりのいい桜小路というのも。
────まあでもこの人自体はいい人でした。
なんでも昔交通事故で再起不能と言われたそうなのだが、「私は治る」という意識のもと頑張ったら治ったんだって。だから意志の力はすごいから私も頑張れ、と言いたいらしいが、その話を聞いてる私は
「その時治ったからこの道に入ったのか?それとももともとこういう職業だから意志の力を自在に操り助かったのか?」
というあさってな疑問を考えておりました。ごめんね、占い師の人。
自分を否定せずに、という言葉に「私は生きてこれまで否定しっぱなしの人生です」などと暴言吐いて困らせもしました。
なんでも私は金曜日の生まれだそうで、金曜日に生まれた人はなんでもツイてるのりのりガール(ボーイ)なんだそうだ。すっげー運勢いいらしい。願えば大抵叶うみたいに。そんなにもいい運勢なんだから、否定せずに前向きにしないと勿体無いわよとか言われて、「そんなにいいことばっか言われるとなんか胡散臭いっすよね」と思わずつっこみいれたら「また否定して!」と怒られました。
仕方ないじゃん、思考回路がそっちに形成されてんだから。
で、暇らしく、大サービスってことで時間延長のうえ、天然石をもらえることになったんですよ。目をつぶって石を選んでって。
ヘマタイトがもらえたんですけど、それが「意志の力を強くする。自信を持てるようにする」みたいな効用があるらしく、自信過少がネックな私は吃驚したさ。
「ほらね、必要な石がとれるようになってるのよ」とか言われて、「そうですね」としかいえませんでした。完敗です。
彼女お手製の巾着袋(縦横1cmちょいのピンクの袋。夜なべして作ってるらしく「可愛いでしょ?」と聞かれたが、まさか「よくこんなもん作るよな暇人が」とは口が裂けても言えず「可愛いですね」と同意しました)にその石をいれてもらってお別れしました。
彼女は第2第3月曜日の午後に新宿西口メトロ食堂街の一画にいますので、興味ある人はのぞいてみてください。
すっごくいい人でしたよ。
まあなんとかしてアルタ前に行くと、なんか人がいました。たくさん。
渋谷でも思ったんですよ。スクランブル交差点とか、嫌になるほど人が歩いているじゃないですか。どっからこんなに人が出てくるんだ?と真剣に思いますが、なんかここも「なんでここだけこんなに人がいるんだ?」というくらい人の山。
もっと分散しろ。鬱陶しい。
なんか疲れたんで、そのまま東京駅に行きました。
寄生虫館の住所とかわかれば行ったんだけどなー・・・あれは目黒なんでしたっけ?全然わかんないから行けなかったし、やっぱり私には都会の観光は向いてないなと痛感しました。
寺社仏閣だのを散策する方があってるようだ。
ちなみに今回の収穫は東京駅地下のフジテレビショップで、妖怪舎のフィギュアを買ったことです。ぬっぺっぽうと大かむろを。
なんかぬっぺっぽうってフィギュアによくしてもらってんだけど、大人気なのかな。
いやあ超可愛いっすね。この肉色がなんとも。
なんかよくわかんないけど、これが今回の私の東京観光でした。
結局立ち寄る店は本屋・CD屋・ゲーム屋で、どこにいても変わりません。やあね。
ではそんな感じで。
終わり
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