おのぼりさん、よろよろする。
ご苦労様でした。
500系のぞみに乗りたくてたまらない桜小路です。
だってかっこいいじゃんあれ。もう走ってないんだっけか?500系。乗りたいなあ。
そりゃ関係ないのでおいといて。
二日目は暑かったんですよね?私ずーっと座っててよくわかんないんですが。3日目は雨降ってて涼しかったんだろうと思いますが、その日は参加してなかったし雨は大変なのでどっちにしても大変なんだろうなあって話ですよねえ。
で、お買い上げしてくれた方々、ほんとありがとうございました。
口頭試験のような質問をされたりなんだり、どうしていいやらわかんなくなってしまったのもご愛嬌。あんま話すの苦手なので、なんか言われるとものすごい緊張するからほんと勘弁してください。粗相してたらすいません。会話内容の記憶があやふやです。
まあそれも4分の3くらいの理由で、残りの理由は朝から便所行きたかったってのがあるんだけどね。
趣深く言うと、厠。
厠行きたいんだけど1人なもんで、席空けるのが微妙にはばかられたのでこう────1日我慢してみました。
人間やれば出来るものだ。
どうも「それどころではない」という非常に失礼な状況だったりもしたという話。ほんと、すいませんでした。
ああ、あと、帰りにゆりかもめに乗ったら、ものすごい感動的な場面に出くわしまして、笑いそうになったのですが詳細語ると怒られそうなので言いません。ほんと、世の中捨てたもんじゃあないなと思いました。
こういう人が多かったらもっと平和な世の中になっているだろうに。
そんで毎年恒例にさしてもらっている、観光日記をおっぱじめたいと思います。
誰に求められているわけでもないので、結局私の個人的日記を晒しているだけになるんだが、ま、桜小路に近い趣味の人に東京観光の一助としていただければ幸いです。
そんな人いないだろうけど。
今年のテーマは二つありました。
一つは「たばこと塩の博物館」に再訪すること。
前回全てを見て回らなかったことと、親から「塩買って来い」と言われていたのがその理由。なんかあそこね、いろんな塩置いてるわけですよ、お土産として。昨年「死海の塩」だけ買ってきたら「他のは」と難癖つけられたので、他のも幾つか買おうと、そういうことになっちゃってたわけです。
でもあそこってね、やたら高いんですよ。塩。
買いはしないけど、500gもないんじゃないかってのが1300円くらいして、そんなの買ってられるかって話じゃないか。だからまあ500〜600円くらいのものを選んで購入するために訪れなければならんかったのです。それでもやはりあの量で500円とかってすごいよな。
なんか他の普通の店で普通に売ってそうだが、そこはそれ、「博物館」に行くことこそが主体ですのでこれでいいんですよ。
で、二つ目はNHKジュニアスペシャル(生物進化論編)をなぞる旅。
うちの家はNHKが大好きな家です。これだけ好きだと受信料を払わずにはおれないくらいなんだが、ま、そういう過程で以前「ジュニアスペシャル」ってのをずっと見ていたのな。
内容は大まかに言うと「生物の進化」「地球の成り立ち」みたいなもので、6回くらいに渡って毎週土曜日に放送していた。ちょうどその後に「大希林」があってものすごい楽しかった。「大希林」のDVDでたら買うよ私。それ以前にあの辞書を出版しやがれって話でもあるけどね。
それはどうでもよくて。
CG等をふんだんに駆使した学習番組は、私やおかんのハートをがっちり掴むのだけども、それだけじゃあ番組は作れないです。だから司会のおっさんと中澤の姉さん、小学生程度の子供たち数名が出てきてあっち行ったりこっちでなんかしたりする部分も挿入される。そんな彼らの行く先々、使われる場所場所がまたものすごい私のツボを刺激するわけですよ。植物園水族館博物館その他。特に植物園が好きというわけではないが、博物館はすげえ行きたい。水族館は怖いけど興味はある。
でもね。
じゃあ彼らが一体どこの博物館に行っていたのか、それはわかんないわけですよ。
番組内で言ってたのかもしれんが覚えてないし────EDで確認はしてないし。まあでもあんな緑溢れるばかっ広いモノ、都内(山手線界隈というべきか)にはないだろと思っててすっかり忘れてたんですよ。忘れたまま、じゃあ今年は東京のどの辺回ろう、とりあえず博物館関連調べてみようと適当に調べていったらもう────簡単に見つかったというわけです、NHKジュニアスペシャルロケ地。見る人が見りゃすぐわかるんだろうけど。
その中でも2箇所ほど絞り込んだ。
「国立科学博物館」と「下町風俗資料館」。
サイトの写真見ただけで「あ、ここだ」と思ったからきっとここなんですよ。
実際は科学博物館付属自然教育園とかいうのにも行きたかったんだが、まあそれはそれ虫多そうだし遠慮しとくということで、そんなこんなの目標を設定したのでした。3日目は雨降ったしその方が良かったってのもある。
でだ。
まず1日目は、「たばこと塩の博物館」に塩を買いに行くわけです。博物館に塩を買いに行く────妙な字面だよな。
そりゃまあいいとして、知人と待ち合わせてそこへ向かいました。「私に対しある一定程度の理解を示す知人」という、ものすごく稀な存在が相変わらず関東在住してるので、その人と一緒にてくてく博物館に向かったのでした。迷いつつ。ほんと迷ったよな。迷ったというか、一本道間違えてたというか。
彼女の携帯に備わっているナビシステムがものすごい力を発揮して我々を現地へ案内してくれて良かった。
ハイテクは凄いぜ。文明開化だ。
ちょっとルート外れると「ルートから外れました」と逆ギレして回線が切れるかどうかするという潔さもものすごくいい。
果たして目的地につくのにかなりの時間を費やし、汗だくになって入り口へ向かうときょとんとした受付の姉さんの視線がものすごく痛かったでした。
いい年こいたおばちゃん二人が勇んでやってくる施設でもないということでしょうなあ。
中、子供ばっかだし。
でもね、親子連れだけが楽しむには勿体無いとこなんですよ!
3階より上に展示されているモノ、煙草の変遷からこんな人形の展示、塩田が現在のシステムになるまでの模型、塩の結晶やらなにやら私は充分楽しみましたよ。
特に塩田が進化していく過程は勉強になりました。大半知ってる話ではあるんだけど改めて聞くと感心するよな。
そんで、4階にあるマックで塩クイズみたいなのできるんだけど、私は5問全問正解して「キミも立派な塩博士じゃ」とか言ってもらったし。うわあい博士だー、などと喜ぶ女。いいじゃあないか楽しいんだから。
そして大量の塩を買って帰る。
あんなに買い込む人は普段いるんだろうか。
いるのかなあ。
世の中にはいろんな人がいるしな。
そんでその夜は近くで焼き鳥食ってました。で、カラオケに行く。
どこに行ってもやる事が一緒なのは相変わらず。
変なとこハイテクなのに変なとこハイテクじゃないカラオケ屋でタッキー&翼の「夢物語」を2回歌わせられる。なんかね、JOYでPVが流れるやつ配信してるじゃん。知人がソレを見たいというのでそれを歌うのですよ。いや私も見たかったんだけどね。
あの歌はかなり素晴らしいが(本人たちはどうでもいいんだけど、この歌に関しては諸手を挙げてすばらしいと言っておく)、PVはその素晴らしさを余すことなく表現した超かっこいいものになってませんか?私は好きだ。ジャニーズの人のPVを心の底から見たいと思ったのは初めてだ。
是非皆さんも見てください。大笑いしますから。
そんなこんなでその日は終わっていって、次の日はコミケですね。
その前に荷造り用のダンボールを捜しに、ホテル近くにある24時間営業のスーパー前でダンボール置き場物色してたら、「いいの選んでよ!」とか声かけられてなんか嬉しかった。江戸っ子だ。
いいの選んじゃうよもう。
それはまあいいとして。
3日目は科学博物館+下町風俗資料館っすね。
昼からは先ほどの奇特な知人との待ち合わせをしていたので、それまでの時間に二つを見て回ることにしたのです。そしたらまあ、朝起きたら雨ですよ。なんで東京きたらいつも雨降るんだろう。こうして傘買って家持って帰って────と繰り返してたらそのうち家、傘でいっぱいになるな。
まあいいけど。昨今は立派なのに安い傘が溢れていて嬉しいです。こんなことしてたら、妖怪舎の目玉の親父傘が購入し辛いじゃないかちくしょうめ。
傘買ってざあざあ雨の降る中上野へ向かうのでした。
科学博物館はこんな感じ。
くじらもいます。
ちょうど開館時間の頃に辿り着くと、入り口は親子連れであふれていた。ちびっこばっか。
あまりのちびっこさ加減に呆然とした。
そして中に入ると微妙な空調のせいで蒸し暑く、建物が古いだけのことはあるなあと思った。だって新館行ったらめちゃめちゃ涼しいんですよ。旧館の空調はもっとしっかりやってほしい。そんななか、疲れてるのかなんなのか、何もないとこでけつまずきながらよろよろとうろつく不審な女。
中は生物の進化について順を追って展示されていた。化石はいいなあ。見てるのにはすごく楽しい。
私としてはアノマロカリスの展示が欲しかったが無かった。アノマロカリスはあんなに凄いのに!ユーステノプテロンなんかどうだっていいんだよちきしょう!!
動物の剥製っぽいのの展示も良かったが、3階の天体や日本の動植物分布もなかなか興味深くて良かった。
新館では「テレビゲームとデジタル科学展」とかいうのやってて、成り行きで入ってしまう。
ソフトでなくてハードに主眼を置いた展示で、初期のコンピューターからゲーム機に進化していくまでを一つ一つモノホンの機械が展示してありました。なんというか────そういう趣味の人でないとあの辺りの展示は辛いよなあ?
大昔のパソコンとか基盤とか置いてあって興奮する子供ってそうそういないよな?
まあいいんだけどさ。そればかりのものでもなかったし。
そして新館自体の常設展示。これはほんと最高です。特定のものだと骨がくるくる回せるし。なんの比喩でもなく回せるんですよ。楽しすぎる。
かっこいいよな、骨。
で、一通り見て思ったんです。
ジュニアスペシャルの方々がいたところはここではないと。ここではないって言い方は正しくないか。彼らは閉鎖された「みどり館」にいたのではないかと。あと、自然教育園な。
今年11月に新たにリニューアルするということだが、それにあわせて見れない展示物もあったようだ。
なんかすげえ残念で。
土産物屋でそりゃいろんなもの売ってるわけだけど、そんなかにある科学博物館ガイドブックを見るなりそう強く思います。っていうか、この数々の写真から考えるに、「私はみどり館にこそ行くべきではなかったのか」って思えてきてなんだかもう悔しい。
悔しいと言えばそのリニューアルされたものを見れないことも悔しい。
また来ないといけないじゃないっすか。なんだこれ。もー、勘弁してくれよ。
────などと思ったのは後のことで、時間が迫ってきたので次の目的地へ向かうことにした。中途、小松宮の像やらこんな鳥居を所有する稲荷さんが私の行く手に現れて、その度なんとなく脱線していたのだが無事に辿り着くことが出来ました、下町風俗資料館。
わかりにくいとこに建ってんですね、これ。
微妙に迷った。
中には中年以降の方々が多かった。どうでもいいことだが、私の行く先々はちびっこばっかだったり、壮年以降の人たちばっかだったり、偏りすぎなのでどうにかしてください。スタッフ以外の若者滅多にいません。
私の責任なんで仕方ないですけどね。ふん。
そしてそんな話は別にして、私はこの資料館の経営方針に胸を打たれるわけです。
受付には人の良さそうな気の弱そうな爺さんが座っていた。
中はこんなような、昔の下町を実物大で再現している。
普通こういうの触れないじゃないですか。展示物です。できれば半永久的に保存して皆に見て欲しいと願われるからこそ、展示物ってのは「触れないで下さい」と言われる。
けど、ここは触れられるんですよ。
触っていいんです。
「靴を脱いでお上がりください」
なんて、札が置いてあるだけで、そりゃ当然全てのものは丁寧に扱わないといけないことは僕らの約束なんですが、それでも気軽に再現された座敷にあがってもいいなんて────誰が想像しただろうか。
びっくりしたですよ。更にその雰囲気に圧倒的に和んだ。
ものすごくいい資料館でした。下町の地図の本、あれ欲しかったなあ。高いから買わないけど。
ここは行っておく価値はあります。
で、その後知人と待ち合わせなんぞするわけです。
いくつか用事をすませて、結局じゃあその後どうしたかって、カラオケに行ったですよ。
もっと他に何かすることなかったのかなあ。
また「夢物語」を歌った。
これは本当にいい歌だ。
そうして東京駅で土産など物色して帰路についたのでした。
土産としては最大の目玉だった、NHKショップにおける「でこぼこフレンズ」のグッズ探しがなんとなく不調に終わりがっくりしたり、「冷凍みかん」のくせに凍ってなくてふにょふにょしてたので買わなかったら「選ばないでよ」みたいな小声をキオスクのばばあ(推測)から言われたようで「じゃあ凍ったのいれとけよ!てめえらのサービスの問題だろ!」と怒り心頭になったりしつつ帰りました。
どうでもいいが、ほんと、私の行動はNHKに左右されているなあ。
NHKのニュースキャスターの話題で盛り上がれるのはうちの家くらいだけかもしれんよなあ。
まあいいや。
仮に次に行くときは、もっといい博物館に行けますように。
どうもまた上野だけで事足りそうな気がしないでもないですが。それとも靖国神社にあるなんとかってとこに行こうかなあ。
そんな感じでした。
東京には地方にないステキ博物館がいっぱいあっていいなあ。
羨ましいです。
おわり