いつまでもこのままでありたいし、いてほしい。
〜アイレムはやはり素晴らしいという話〜


 「アイレムぶるるん2009」。
 ぶるるんっすよ、ぶるるん。
 手に入りました!ありがとうございました!
 アイレムのバカさ加減が大好き☆、などと公言してはばからなかったりする私なので、是非ゲームショウに直に行ってこの手でいろいろ買ったりもらったりしたいと常々思っているのですが、いかんせんそういうわけにもいかないです。主には、遠いから。連休にやってくれるというならまだしも、なんだか微妙な月の普通の土日に開催されてるみたいなので遠い私に行くのは不可能じゃないっすか。
 今回だって、連休の後の土日だったんでしょ?無理だよ。
 ついでに言えば、人多いとやる気もなくなるしね。
 なんだかんだで指くわえて見てるしかないというところだったのに、なんつーか────にもかかわらず、毎年毎年こうして手に入れることができるようになるなんて確実に夢じゃないかとしか思えないんです。
 むしろ夢なのか。
 いやでも実物が正に目の前にあるし夢ではない。すごいですよねえ。
 毎回お手数をかけさせてしまってすいません。いつもいただいてしまって、お礼の言いようもなくて、それでも結果としてお礼を言うことしかできない・・・・という不甲斐なさなんだよなあ。ありがとうございます。本当に嬉しいので、すげえ嬉しくて雑誌に対してはありえないような姿勢で熟読しました。
 その熟読した結果を、拙い文章ですが書き記していきたいと思います。
 皆さんもアイレム好きになってくれれば幸いです。



 まず、前回の「次号予告」との比較
 いつも最後に次号予告が載ってんですが、その予告の全てがまた魅力的に過ぎてまして、いっつも「これ是非次にやってくれれば・・・!」と思ってんですよね。ハクサンシーの特集予告なんてのもあったけど結局なかったし、次回が未定とは言え製作が決定したのだったら、予告したものの一つくらいしてくれてもいいのにってなりませんか?
 私はなる。
 「戦慄!アイレムのカイダン話」「絶体絶命川柳 百選」などは本気で見てみたかったんですが────予告にあったものは何一つなかった。がっかり。
 ?
 あ、いや。そうだ。
 「選択肢論入門」はなかったが、それに近いような、近くはないが選択肢というくくりで見ればそういうのはあったことに────なるのかもしれないけど、「選択肢論」って記事じゃなかったし、違うかな。
 やはり次号予告されたものが記事になってることはなかったですね。
 いつかやってくれればいいのに。特にハクサンシー。
 つーことでぶるるんをぱらりとめくるわけですが、以前に言ったように、これって回を経るごとに薄くなってってます。編集後記でスタッフがそれに触れるくらい目に見えて薄くなってってまして、次回を期待しつつも次回が出るのかどうかをまず不安にさせられました。
 不況のあおりなのかね。
 その分アホな記事は削除されてくんだろうから、そのアホを見たい側としては残念でならない。
 初回と比べれば目に見えてアホな記事が少なくなってる気がするんすよね。逆に言えば雑誌自体が満遍なく安定的なアホさを醸しだしてると言えなくもないですが、突き抜けた感は減りましたのでそこんとこが不満と言うか何と言うか・・・・・・そんないつも突き抜けてる場合でもないか、アイレムも。
 しょうがねえな。
 じゃ、最初から順番に、目立つとこを中心に紹介兼感想やってきます。


 まず今回の物販ブースの紹介が入ってて、なんでも昨年より広くなってるからこの調子でいけば2040年あたりには物販コーナーを完全占拠できるみたいです。
 そうなれば何を置いてもかけつけるぜ、アイレム。
 んでスペランカーの宣伝と目次があって、PlayStationHomeの宣伝ですね。
 あそこでアイレム広場やってるからそれと、スペランカーの広場とかを旅行記形式で紹介しておられました。いたって普通でした。
 個人的にはなあ、アイレム広場自体は嫌いではないんだけど(4/1のイベントに参加もしたし、あれはあれで楽しかった)、あそこに通う意味ってのがいまいち私の中では見出せないので、仕方ないけどあんま興味ないです。
 ああでも、次にあったダークリリー松嶋の愛されモテカワメイク術のページには感心した。これってPlayStationHomeのアバターっていうのか?あれのデザインの話なんでしょ?
 日本風・セクシー女優風・ギャル風っていうように作ってありまして、あれで細部まで頑張って顔作るのってめんどくさいのに、わざわざ試して数字書いててくれたりしてたんで、活用はしないけど感心はした。
 男性版も作ってくれてたら良かったんですが。
 ・・・・・かっこいいおっさん顔とか作ったりな。
 ああいうアバターでかっこいいおっさんって作れるのかなあ。今度試すか。
 その横のページがイヌワシ無頼のタカのツアー記事か。
 今年の4/1にブラックアイレム団やってるから、今回のぶるるんはそいつらに関連すること結構多かったです。
 だって次のR-TYPE紹介記事が終わったら、「不如帰」の女カード紹介を経て、「極悪犯罪人ケルベロス大佐の記録」になってましたし。
 ぶるるん2009全体で言うなら、ここが一番読ませる記事だったかもしれん。
 この4/1の騒動以降に逮捕された大佐の初公判の記録であり、ケチャップ男の弁護と大佐の部下思いな発言にしんみりするいい話だったんですよ。ケチャップ男の主張は泣かせます。その上、犯行動機が「より多くの人にアイレムのゲームを遊んでもらいたかった」というの、初めて知りましたよ。4/1んときに読み損ねたか?いや・・・・そんな話もあったか。プログラマーがすげえ働かされてたっけ。
 確認したいけどまだそれ公式サイトでは見れないから確認できないです。
 その反面、ダークリリーさんの腹黒さが見事に演出されてた。「ああこの女は裏で絶対なんかやってる」と思った。結局ボスのアシュラの行方はわかんなかったはずだし、ダークリリーは既にアシュラを手中にして黒いことを画策してると見たね。
 そしてカリスマヒーロー「鉱石戦隊マイトマン」のレッドの発言がすごく偽善者っぽくてよかった。なにより、「明け方に一件怪人が出まして」って言い方がちょっと好き。
 日本にはどんだけ悪の組織がはびこってんだ。
 公判記録の後は、お便りコーナーがあって、「ゲーム開発者24時」ですね。
 一人のプランナーの一日に密着してるんですが、この2ページ、面白いけど読むのつらい。全部読んだし、随所に笑いの要素はあったんだけど、それを打ち消すくらいにやってる仕事が大変そうで読んでたらしょんぼりしてきた。
 私が人前で話すのがとにかく駄目ってのが理由だと思うが、開発する人は大変だと、わかってたことだがこんなとこで思い知らされました。
 わかってんですけどね。アイレムの人たちだってこうやって頑張ってバカなことを真面目にやってんだよね。
 へこたれないで欲しい。絶対に。

 ・・・・・・とやってるうちに、雑誌も後半突入です。
 パチプロの人の小説の後、アイレムのゲーム選択肢がひどい!というのが主眼の「アイレムを訴える!」になります。
 正直、選択肢がひどいからこそ私はアイレムが好きなので、それはそのままでいて欲しいしこの人たちもきっとそう考えていることだろうと思う。だからこそのこの記事。
 「絶体絶命都市2」の女子高生の最後のあの罵倒づくしの選択肢、あれはアイレムだからこそできたことであり、それを選べる権利をもらえた私の喜び加減と言えば半端ではないですよ。オレたちにできないことをさせてくれる、そこにしびれる憧れる・・・・ってなとこですかね?
 そんな記事が予告の「選択肢論」に通ずるのかなと考えたんですが、やっぱ違うな。
 しかしヒロインを盗賊に差し出したり金品を巻き上げたり泥棒に入ったり、バンピートロットの主役ってひどいな。
 楽しそう。
 買うか?これ。いやでも・・・・・選択肢の酷さで言えば、パチプロ風雲録なんだよなあ。パチンコわかんねえけど、あれはやっぱやりたい。
 で。
 体が伸びる「ノビノビーノα」(微炭酸)の通販広告が入ります。
 どこが伸びるかわからない、でも確実に60cm伸びるってのはすごい賭けですな。賭け以前に60cmは困るか。
 次の「アイレムの社窓から」は今回で一番の見所です。私にとって。
 意味もなくアイレムまで行ってみたい私にとっての資料となるものだから。
 とりあえず映し出された写真、本気で田んぼの真ん中に会社が建ってるのでにやにやさせられる。そんな写真を背景に、いろいろいいこと書いてあるんですよね。自然豊かで、通勤は車でできて、コンビニまで歩いて20分かかるためか社員食堂や自販機が充実してて、回りでは四季折々のレジャーが楽しめて、国道沿いには大型施設もありますよって。
 すごいですよ。すごいけども。
 要はここは田舎だと言ってるだけだ。
 2ページかけて「田舎ですよー」って言ってんのな。
 そんなの食堂を除けばうちの会社にだって言えることだよ!
 しかしまあそんな田舎がまた味わい深くてよかったりもする。住めば都というやつだし、彼らにはそのままそこにずっと居て欲しい。
 こういうのもいいが、もっとアイレムの建物自体を掘り下げて大袈裟に何かして欲しいと考えるのはわがままでしょうか。
 なんにせよ、石川県に興味は湧かないけど、アイレムにはやはり行きたい。できれば雪の降ってない季節に。
 雪はねえ、やっぱりねえ、嫌ですから。
 そういや興味湧かないといえば、次の「絶体絶命都市3」の本条咲のブログです。
 なので次に行くんですが、そこは「みんなでスペランカー」・「なりそこない英雄譚」の宣伝が続くので、ぶるるんの記事としては実質最後となる「ゲームの格言」にまいりましょうか。
 5つの格言が載ってますが、個人的な好みの問題で、高は車名人の
 「ゲームは一日一時間十五分」
を推しておこうと思います。
 「(前略)だけど一時間だとちょっぴり物足りない気持ちもわかる。痛いほどわかる。だからこうしよう、ゲームは一日一時間十五分。」
 格言に対する解説ですが、至言だと思いました。
 それ以前に、スペランカー先生書いてる(多分ケルベロス大佐の公判記録も書いてる)高は車氏が好きなので、これを推したいだけってのもありますが、なんにせよ一日一時間としても、一時間たったときにセーブ探しに行くというロスタイムは欲しいじゃないですか。そのための十五分。
 至言だって、これは。
 後は今回販売のグッズ紹介、CRどきどきすいこでんの記事があって編集後記になりました。
 今回の次回予告にはそう惹かれるものはなかったですが、強いて言えば「エイプリル企画を追え!」が見たいかな。
 是非見せてください。


 最後に。
 大体毎回裏表紙には、親会社のナナオのモニターの広告載ってます。
 それはそれでいいんですが、やはりそれよりも、似非雑誌コード、今回はハブラシ型になってるバーコード、編集人等の名前等、そんな細かいとこにも手を抜かないバカに対する姿勢はいつも真摯なアイレムを見逃さないで欲しいです。
 私は本気でずっといつも尊敬してんです、アイレムの人を。
 絶対にかなわねえなと認めた、あのハクサンシーやった年の4/1からずっと、あまりにも突き抜けた彼らのファンなのです。
 だからこそ、来年もし仮にぶるるんが出るとするならば、少しでもページ数を増やしてもっと何か自由にいろいろしてるとこを見せて欲しい。むしろ見せろ。もっと変なグッズ作ればいい。スペランカー先生はそろそろ湯呑みやめて茶碗でも作ればいい。あとカレンダー欲しいです。絶対買う。
 それが勝者の義務ですよ。ねえ?自分で何言ってんのか歯止め効かなくなってますが。

 アイレムがずっとこうでいてくれる限り、私はずっとファンです。
 みんなも応援してください。
 ぶるるん、今年も楽しかったです。
 私もずっと、こうでありたい。

2009年10月11日
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