DRAGON BALLの素敵なあの人・フリーザ様について
私はこの妙ちきりんな宇宙人が凄く好きです。
最初はあまり好きじゃなかったです。だって一応私はZ戦士のファンなんですよ。
悟空が好きで好きで死にそうだったあの頃が懐かしいです。本気でチチを憎んでいた私が可愛いです。
ナメック星に行くと戦闘力50万(第一形態)のフリーザ様がいます。どう見てもオカマな感じの。
余裕ありげで威張ってて残虐非道なこの人、変な意味で好きだが普通の意味で好きになれないでしょう。
でも、物語が佳境に入るにつれ、ザーボンさんは死に、ギニューさんはカエルになり、自分で戦わざるをえなくなる。戦おうとしたら異様に強い悟空がいて変身せざるをえない。
どんどん醜くなり、最後にあのラブリーな第3形態に。
そりゃものすごく強い。
悟空は元気玉で応戦。
なんかものすごくでかい(星一個まるまる入りそうな)元気玉をフリーザ様にぶつける。
その場にいたクリリンと悟飯も狂喜するほどジャストミートした元気玉だ。あのベジータですら小さな玉であんなにボロボロになったんだから、フリーザ様だって死んだに決まってる。けど。
・・・ま、そんなことあるわけないのが世の中の常識でしょう。
復活するなりピッコロさんをぶち倒し(ひでえ)、クリリンを爆死させた(この悪魔!)フリーザ様はこう叫んだ。
「このフリーザ様が死にかけたんだぞ!!!」
・・・ああもう、自分を様づけするなんて、なんて素敵。
最後の戦いの中でどんどん情けなくなっていく彼がたまらなくプリチー。
ちょっとかっこつけて地球にパパと一緒に侵略しにくる、自立しきれない子供みたいなとこが素敵。
そして、余裕ぶちかまして倒そうとして、逆にトランクスに一瞬で真っ二つにされたところがまたいかす。
テレビのスペシャル版ではサイヤ人の星を壊す時、
「見てください。ザーボンさん、ドドリアさん、こーんなに綺麗な花火ですよお」
と叫ぶ楽しそうな彼がいました。
フリーザ様はかっこよく、情けなく、素敵すぎて大変です。
そこのあなたも一度ドラゴンボール・ナメック星編を読んであの人の素敵さをかみしめてはいかがでしょう。
終わり。