ある意味中間報告。
えーっとやっぱりこういう出だしから入るというのはその、誰にとっても(自分自身も含めて)食傷気味だとは思います。思うんですが、言わないとやってられないので、こういう単語から入ることをお許しください。
誰も待ってないと思う、「ポンキッキ歌・各論」の本作りが中盤です。
いやね、私が好きでやっててそれはそれで満足はそうなのだが、一人で満足っていうのも悲しいから、誰か待ってる人いねえかなーっていうのがこう、人としての悲しい思いではないでしょうか。
と、同意を求めてみる。
いやマジで果てのない苦しい作業になってきたので、誰かに励ましてもらいたいのかもしれん。
つーか、励ませ。
まあいいや。
今日はちょっとそんな中盤を迎えた編集作業の中で感じた1コマをだらだら書いてこうかという趣向です。
本気でだらだらしそうなので、そういう心積もりでお願いします。
あまりにも曲数が多いことは当初からわかっていたことなのだが、260ってのはないよな。
リアルに考えて260ページの本ってなんだよ。いやそういうのは普通に存在するが、それでもなあ。2冊にしても130ページずつ。130で終わるわけもねえから、最低見積もっても150前後にはなるのか。いやそれ以上だ。うわー、考えるとものすげえ恐ろしくないかこれ。
死ぬほど字を小さくしてもいいですか。
まあそんなことはどうにかするんでどうでもよろしい。
編集するにあたって、分類作ってみたんですよ。
「ポンキッキ歌・総論」見た方にはわかりやすいと思うけど、教育系の乗り物歌とか、節目系の季節モノとかいろいろあるじゃん。系統わけできそうな感じが。
当然私の感覚なので、「何故そのカテゴリにこの歌が?」「というかむしろそのカテゴリを作った意味が見えん」など思われる向きもあるだろうが、そういうことは敢えて気にせずわけていきました。
大体にして、複数項目に該当しそうなものもあるわけだ。
いつもこれ引用して申し訳ないが、「はるなつあきふゆ」もそうだ。
私はこれ、季節の歌と定義したが、情緒豊かな教育系国語歌だと言い切りたい部分もある。同じように「こんこんこんのこぎつねさん」は同じく冬の季節歌と言えるが、私としては国語歌にしか思えない。そういうだぶった部分を主観で切り捨てつつ拾ったりしてやっていくと、結果として世間一般や製作サイドとは意見の違うとこも出てくることは否めない。
でも気にせずわけてみましたよ。
結局23項目作り、該当した数を数えてったら面白いことになった。
普通に単純に数で割れば、どの項目にも10曲前後は最低該当しそうじゃん。
実はそうでもない。
4曲のもありゃ20曲以上のものもある。
やはり幼児向けテーマとか人気テーマがあって、それらの製作が多くなったりするんだろうか?
中でも最も少ないのが「物語風味」のもの。・・・・・・・・・わけわからんか。
基本的に起承転結のありそうなお話を語るような構成になっており、他のどのカテゴリの要素もなさそうで、あまりメルヘンでもなく、王道と言うべき気もする、なんかしっかりしてるくせに中途半端そうな一群っすね。
こんな項目作らなけりゃ良かったのか?
でもなんかメルヘンとも違うからそっちにいれたくなかったんすよ!
で、最大勢力が、動物系。
これにはちょっと驚いた。
動物をテーマにしたものがすげえ多い。
単純に動物がらみだからとカウントしてくと更に倍になるかもしれないのか?と思うとさらにすごいと思わざるを得ない。
そういや「おかあさんといっしょ」を見てても動物が主役な歌は多い。やはり動物ってのは人気なのか。
で、次がしつけ系や家族歌になるのかな。これはまあ妥当な線か。
食べ物に関連するのも多く、それが次点ってとこになっていた。これもちょっと意外だった。「食べ物の歌」と意識して聞いてたことかなかったせいか、かなりの大穴です。
子供の仕事は食って寝て遊ぶことなのだと、こんなとこで再認識させられる。食う寝る遊ぶですよ、羨ましいこって。
歌の大半、実は教育系じゃなかったりするのかも。
いやね。
そりゃポンキッキで流れていた歌全てが教育に繋がるのです、とこられたらそれはそれで納得しますよ。
むしろそうだろう。幼児教育番組の矜持にかけてそうであってほしいと思う。
が、まあ、直にこれは教育って歌は実はそんなにないって話。いやそれは語弊がある。しかしだからこそ高度な教育であるとも言える。なんと言えばいいのか。
「もろに教育」「もろにしつけ関係」という二大勢力があったとして、彼らが別々に「動物歌」に挑んでも数だけで考えるなら圧倒的勝利とはいかないのだ。
「もろに教育」というのも分散させたカテゴリを一局集中した結果に過ぎず、眺めていると動物歌の勢力の凄さがうかがえた。
そのことに今更に驚いた。
子供と動物は切り離せない仲なのかもしれません。
そんだけのことが言いたかったんですよ。ええ。
そして、私が「癒し系だ」と思って作ったカテゴリの曲が結構あったというのも感慨深い。
「ベロベロバア」とかそういうの。元気でそうなやつ。
日本は皆、病んでいるのだろうか。
ポンキッキの歌はやはり勢いです。
前向きで、ものすごい勢いで、追いつく暇から与えない。追いつこうと頑張っているうちに凹んだ気分も快復している、そんな素敵さに満ちてます。
延々聞き続けましたから間違いないです。
なんつーか、耳が豊かになりました。
そしてやはりえくぼ王子はぶっ殺したい。
さて、やるか。
野望達成の道のりって遠いよな〜。
おわり
2005年1月8日