ちょっと休憩・回想、みたいな広場
番組的にはどいつが一番大事なのだ?とゆー考察
っていうか、私的には山ちゃんが一番なんだけどね。
いやまあ根底からこのサイトの理念を覆すようでアレなんだけども、今日は山ちゃんを中心に話を進めたいと思ったりした。多分そんな話にはならん気もするが。
さて。
私は幾度か登場人物の重要度について触れてきた気がする。
例えば、幼児にとってどいつが一番重要かってガチャピンだろう、とか。
とりたててこの話に根拠がないのはご存知の通りだ。調査したわけじゃないし、今の記憶を頼りとした私としての意見だからね。
私は幼児〜小学生の間はガチャピンが好きだったし、ムックは気持ち悪かったし、兄さんにいたっては必要なしと思っていた。姉さんも同様、あまり好きではなかった。
それが逆転するのは中学生後半以後のことだ。
5歳と15歳の人間では見る観点が違うからそうなる。
昔はさ、ガチャピンがそこにいるだけで良かったわけですよ。仮面ライダーにおいて、ライダーが変身するとこからしか見ない子供みたいなものです。今の仮面ライダーはライダーではない物語部分が重要だと思うのだが、変身して戦うとこだけ見て子供って面白いんだろうか?────とたまに思うが面白いんだろうよ。会社の課長の息子はそんな感じらしいっすよ。
ガチャピンがでてきて何をしているかは問題ではない。
ちびっ子から寄せられた似顔絵コーナーという、今考えても私には必要ないと思うコーナーをやっていたとしても、「ガチャピンがそこにいる」という事実で満足だったわけだ。イロモノだから単に気になっていただけかもしれんが。
逆に姉さん・兄さんオンリーだった場合はチャンネル変えたね。
でも今実際同じことを放映するとしたら、私は全編見るかどうかはともかくも、ガチャピンオンリーならテレビ消すだろう。
はてさていつどこでそんな逆転現象が起こったのかは定かではない。
ただ山ちゃん直ちゃんはすごいと唐突に思った日から逆転したのではないかと思う。
私が知る中で「お兄さん」というポストは地味だ。
他のメンバーとの比率を考えるなら、ガチャピン:ムック:姉さん:兄さん=4:2.5:2.5:1くらいじゃないのか?実際は違ったとしても、そのくらいの印象は受ける。
じゃあその「1」の中で兄さんは何をしているかって、歌って踊って笑ってるくらいのものだ。マジで。
一応そんな兄さんにも設定というものがあるらしい。
ガチャピン・ムックにもあるようにね。
聞くところによると────
やまちゃん(山崎清介)は工学系に強く、近所のガレージに自分の研究室を持っていて機械の修理がうまく自然を愛している人。対して 直ちゃん(砂川直人)はエンターテイメントの世界を志していて、肉体的なものおそらくスポーツやダンスが得意、みたいな人らしい。
一見するとすごい人たちだ。
そして更に何がすごいかって、そんな設定を微塵も感じさせない番組作りか(笑)。
私は短い期間とはいえポンキッキを見てましたが、彼らにそんな設定があったとは知らなかったよ。登場当時にはそーいう話題もあったのかもしれないが、後期においてはなかっただろ。
私が記憶する2人って、踊り・体操系の歌で大ハッスルしてるか、全身タイツで文字作ってるか、ミニドラマ系で人のいい近所の兄さんしてるかぐらいだよ。機械の修理もダンスの発表もしてなかったよなあ。そのうえあれっすよ、直ちゃんはまだしも山ちゃん、この設定からはどう考えてもあんなに激しいコサックダンス(「せかいはおどる」とか)やらはできそうにないんだけど。
ああ、いや、「お兄さん」としてのミニドラマの設定と歌やスポットにおける彼らの設定って全然違うというか関係はないんだろうとは思うよ。
むしろ関係ないだろう。
設定はとりあえずおいといて(重要なものには思えないし)、出演している山崎清介・砂川直人はどれくらい番組にとって重要だっただろうか。
割合が「1」だろ、というところで大事にされてるとは思えないかもしれない。
以前「姉さんが変わるにも関わらず兄さんの変更がないというのは兄さんがそれほどポンキッキにとって重要だったからだ」という妄想を展開したことあるけども、まあそれが実際本当に私の妄想だということは知ってますのでこの場においてその結論は棚に上げておきましょう。たなあげおんどでも歌いつつ。
例えば。
@姉さん
彼女たちは何故数年おきに変わってしまうのか。
「お姉さん」はやはり若くないといけないからではないのか?
そりゃまあ結婚するとか女優になるとかいろんな理由で継続不可能な人もでてくるだろう。しかし基本的には、若い女が選ばれていくのでないのか?すっごいおばさんが朝から元気に体操しているのもちょっとヤだし。私としては。だからこそ10人ものお姉さんが現われたのではないか?
ということはですよ。そーいうのが本当だとすれば。
姉さんって重要なんだよね。
「若いこと」が必須条件でありそれから外れれば交代ということなら、スタッフは姉さんの存在に対してそれなりに気を配ってるってことさ。
対して。
A兄さん
あのさー、思ったんだけどさー、兄さんってほんとに出てこないよね。画面に。
大体において兄さんがでてくる空間って限られてて少ない。はっきり言えばえくぼ王子やトーマスの方が余程露出が高くないか?
姉さんは出てきても兄さんは出てこない日なんてザラにある。遠出するにも姉さんはついていくけど兄さんは見えないことなんて普通のことで、だったらこいつらの存在って一体なんなんだよ!!・・・みたいな?
それでも彼らが存在するのは、彼らなしの番組作りはできないからだと思いたい。一応設定を作ってもらって世に登場したからには必要には違いないのだ。
彼らは姉さんが2回変わる間交代することはなかった。
兄さんは年食っててもいいんだろう。彼らの前任の位置にいたはせさん治さんはかなり年食ってたって話を聞くし、兄さんについては別に若くなくてもいいわけだ。激しい踊り、意味不明な演技、それを充分にこなせるいい人そうな青年であれば良かったんだろうね。「いい人」という条件において「かっこよさ」はいらないと見えますが。
だから多分、山ちゃん直ちゃんは交代しなかったんではなく、交代する必要性がなかったわけだよ。
必要性がなかったことに私は感謝したいと思います。
しかしそうなおざりだとしたら、考えれば、番組にとっては兄さんは「必要」だけれど「重要」じゃなかったのかもしれない────とかなんとか最近は弱気だ。
だって兄さんの割合は「1」だとして、彼らは2人なんだから割れば「0.5」だよ。どんな露出度だ。
だからといって、私が兄さんたちを重要と思っていないわけではない。むしろ、彼らこそが番組の要と今でも考えている。というか考えたい。
山ちゃんが好きだったのだよ。直ちゃんも好きだがそれ以上にね。
2人が出てれば嬉しいし、彼らの暖かい演技があるからこそコーナーも締まるというもの。ふざけ要素という意味でも彼らの存在は不可欠だった。
特に山ちゃんは良かった。直ちゃんは何か企んでそうだけど、山ちゃんはマジで人畜無害のいい奴って感じで知り合いにああいう人欲しいよね、と思う。かいぶん21めんそうなんか最高だ。更にみんなともだちの放映バージョンなて腰砕けになっちゃうよ。
で、ずっと頑張ってほしいと思っていたら番組がなくなっちまったという話で。
結論としては個人的には重要だけど番組には軽んじられてた?みたいな当たり前の話になってしまったようだ。仕方ないか。
さて。
Bガチャピン・ムック
だが、彼らが番組のマスコットである限り、おそらく最重要キャラとされているだろうことは想像に難くない。
設定もいろいろあるし。とってつけたようだけど。
ということで、先日ちょっとした話を教えてもらったんで書いときますわ。
★ガチャピン、ムックについて
身長と体重のデータ
ガチャピンが160cm 65kg
ムックが180cm 75kg
★名前の由来は
ガチャピンは始めのスタッフの誰かの子どもが初めて発した言葉、
ムックは毛がむくむくしているから。
なんか、すごい差です。
ちなみに、誕生日が決まったのは20年目のことです。
あの巨体でけっこう体重軽いよな、というのはまあいい。
そりゃ妖怪じみた彼らなのだから、その体には更なる未知が凝縮されてるんだろう。
そんなことよりも!!
2人の名前のつけ方のこの徹底的な差って何よ?!ムックはやはりこんなにもおざなりだしっ、彼の趣味なんて後付けみたいなもんじゃんかよ!!・・・という怒りがちょっと思い出されますわ。はい。
いやはやそれにしても、最初に発した言葉が「ガチャピン」だったという話が本当だとしたら、その子供ってすごいと思うんですけどどうなんすか?
ガチャピン・・・発音しにくいと思うのだが。
っつーわけで、やっぱ番組的にはガチャピンが重要なんだろーね、やっぱ。
このサイトのタイトル決めるのにも彼の名前が選ばれてるってのもその表れなんすよ、多分。
銀英伝の「くたばれカイザー!」じゃないけどさ、「ムック」の名前を出すより「ガチャピン」出した方がインパクト強くない?
「ムック推進委員会」より「ガチャピン撲滅委員会」の方がかっこよくない?
2つのやろうとしていることは一緒な雰囲気なのに、後者の方がかっこよさげなんだもん(笑)。
目立つ奴は潰せという論理ですな。
まあここ初めて1、2年たって、今、兄さんたちの位置を回想するならって話でした。
じゃ。
2002年5月12日
おわり