第19話   トーマスのクリスマスパーティー

出演/トーマス トビー ゴードン パーシー ジェームス エドワード ヘンリー
   バーティー テレンス

 クリスマスが近づきトーマスたちはうきうきしている。
 みんなが集まったとき、今年はキンバリー夫人にお返しをしようという案がでた。キンバリー夫人の家は谷あいにあって、以前土砂崩れか何かで立ち往生したときに助けてもらったという出来事があったのだ。
 しかしクリスマス当日────ソドウ島はものすごい雪が降った。
 その降り積もった雪でキンバリー夫人が閉じこめられってしまったのだ。これはいけない。
 連絡を聞いた機関車たちそしてハット卿も助け出すために行動を開始する。
 近くまで機関車たちは行ったが雪で奥まで入れない。そこでテレンスが入り込んでいってくれた。
 夫人を助け出し満足してトーマスとトビーが機関庫に帰ると、綺麗に飾り付けがしてあってみんなでクリスマスを祝うことになった。
 キンバリー夫人が最初に機関車たちに
 「あなたたちは私の一番のお友達よ」
的なことを語り、乾杯の音頭をとった。
 いいクリスマスになったのでした。

[総評]とりあえずミステリアスウーマン・キンバリーを私が初観測した話ですわ。
この人って何者なんだかよくわかんないんですが、とりあえず助けてくれたっていっても「窓から赤いハンカチを振って助けを呼んでくれた(んだと思う)」ということだけなんだけどね。
 そして、この日の列車の運行ってきちんとできたんですかね?機関車総出動だったけど。


第20話   ゴードン溝にはまる

出演/ゴードン
   ジェームス ヘンリー エドワード パーシー

 ゴードンが休んでいるとヘンリーがからかいながら行ってしまった。
 「生意気な!俺はヘンリーみたいに事故を起こしたことがないのに!」とぷんすか怒ってたら、パーシーがやってきて「でも汽笛が止まらなくなったことがあるんじゃない?」とか言い出した。
 「それは元気がありすぎたからさ。だけどヘンリーみたいに脱線したことなんかないだろう?」
 ────さて、その日急行を引くのはヘンリーだった。
 ヘンリーに嫌味を言いつつゴードンが休んでいたら機関士たちが起こしにきた。臨時列車を引くことになったからだ。しかも貨車。ゴードンは気に食わなかったが仕方ない話だ。
 ゴードンの窯の火がまだ小さかったので向きを変えるため、エドワードが押していって転車台に乗せることになった。
 「いやだいやだ」とゴードンはしきりにぼやいている。
 少し動いたので窯の火も調子よくなったがまだ彼はぶつぶつとぼやいていた。
 転車台が半分まできたとき、彼は転車台がひっかかって動かなくなるようゆっくりと前進した。が、止まらなくなりその先にあった溝にはまりこんでしまった。機関士たちは呆れ「バカなゴードンめ」といいつつ、仕方なくハット卿に連絡した。
 「なにい?臨時列車が嫌で溝にはまった?・・・仕方ない列車はエドワードにひかせよう。ゴードン?そこに放っておけ!後で引っ張り出せばいい」
 子供たちがやってきて「間抜けなゴードン落っこちた」と歌い始める。彼は一日中ずっとそのままで放って置かれた。「もうこっから出られないのかなあ・・・」
 その夜救助隊がやってき、なんとか引き上げてもらうことに成功した。
 彼は這うように機関庫に帰った。恥ずかしく辛かったが、彼は少し賢くなった。
 

[総評]ハット卿のムチ大炸裂ですな。放っとけだって。
 それにしてもゴードンは本当に変なところでプライト高いがアレは一体なんなのかね?


第21話   穴に落ちたトーマス

出演/トーマス ゴードン

 トーマスはゴードンをからかっている。前回の溝の一件のことだ。
 アニーたちはゴードンを尊敬しているのでトーマスをたしなめたが、彼がそんな言葉を聞くはずもない。
 さて、トーマスは仕事で鉱山へ向かった。そこは地盤が弱くなっているところがあり、立ち入り禁止の札がたっているところがあった。彼はずっとその先に行ってみたくて仕方ない。
 だって、絶対この先には面白いことがあると信じてるし。
 だから彼は機関士を振り落とし貨車の引込み線から強引にその先へ侵入し────案の定穴に落ちてしまった。
 ハット卿はその全てを見ていた。助けてください、と頼むと
 「さあて助けられるかな?ここは地盤が弱くてクレーン車は使えない。・・・ん?待てよ?ゴードンなら引っ張れるかな?」
 「はあ・・・多分」
 でも今はゴードンには会いたくない心境だった。
 ゴードンは大笑いしながら現場にやってきた。「今助けてやるぜ」
 丈夫なロープでつなぎ、なんとかトーマスを引き上げることに成功した。
 「ごめんなさい。僕は生意気でした」
 「いいってことよ。おかげで笑わせてもらったぜ。俺も前にドジをやったがな。がはははは」
 「僕もそうです」
 「俺たち手を組もうじゃないか。お前は俺を助け、俺はお前を助ける」
 「それはいいねえ」
 「よーしよしよし。これでよし」
 仲良くなった2台の機関車は仲良く機関庫に帰っていった。
 

[総評]ゴードン機嫌のいい日第2弾か?いやもうなんか、ゴードンの男気大爆発と思っているのは私だけですかね?この我儘大型機関車大好きだよ。
 二人はなんだかよく「仲良しになる」が、これ最初だったっけ?まあいいか。

 ところで、ヘンリーが脱線したという話をゴードンがしてるけど、多分それって(私の中で)トーマス第2期、一覧でいうと104話の「みどりのくじら」で語られるヤツだと思うんで詳細は随分待て。


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