第13話 トラクターのテレンス
出演/トーマス テレンス
ソドウ島は秋を迎えている。そんな中トラクターなる奇妙なものに出会った。だって車輪が変じゃないか。
車輪がかっこ悪いと言うと、トラクターのテレンスは「このキャタピラはどこにだっていけるんだぜ」と自慢したのだが、トーマスにとってそれはどうでもいいことだった。
トーマスは線路が好きだし、だから別にどこにでも行きたいとかそういうことは思わない。
そんなことがあって冬、ソドウ島には雪が降り積もっていた。トーマスは走るときに雪かきをつけて走らされたのだが、この雪かきがまた窮屈できつくてたまらない。
だってこんな軽くて柔らかいものなんか怖くないもん。
トーマスは走るたびがたがたと体を乱暴に揺らし、結局雪かきを壊してしまう。機関士たちは怒り「おまえはなんて悪い機関車なんだ」と言ったが彼的には明日からこの窮屈なものをつけなくていいので嬉しかった。
次の日いい気分で走っていたのだが、トンネルを抜けるとそこには雪崩が起こっていて思いっきり頭から突っ込んでしまい動けなくなってしまった。
さあそこでテレンスの登場だ。
乗っていた客はバスが引き取り、テレンスはトーマスを雪から引っ張り出した。
「かっこ悪いなんていってごめん」
みたいなことで仲直りし、彼らは友達になったのだった。
[総評]トーマスは悪いと思う。けどさ・・・この雪崩ってさ、雪かきつけてたからってどうにかなったもんなのか?
ま、そんなことよりテレンス登場の一話です。彼はけっこう大人だよ。
第14話 トーマスとバーティーの競争
出演/トーマス テレンス
トーマスは連絡駅でバスのバーティーと会った。バーティーは前回の雪につっこんだ事件のことでトーマスをバカにしている。バーティーが「僕には勝てないよ」とかなんとか言うので、なんかムカつき二人して「じゃあ競争してみるかい?」ということになった。
機関士も運転手も賛成する。
トーマスは最初バーティーに遅れをとった。
坂の上をすいすいと走っていくのを見て焦ったが「大丈夫だ」という機関士の言葉と応援してくれる客の声を背に必死に走った。水を補給して元気になったトーマスは、信号待ちで止まる羽目になったバーティーの目の前を走り抜けた。
坂に入ればこっちのものだ。トーマスのスピードにバーティーはついてこられなかった。
トーマスの方がなんとか先に終点につき、勝利を祝った。
二人は親友となり是非また競争をしたいと思ったが、ハット卿もバーティーの乗客も「もうやめてくれー」と思っているらしい。
[総評]ノリの軽い機関士だなあと思う。バスの運転手にしてもそんなことでいいのか。そしてノリノリな乗客たちは一体なんなんだ。
んでもバーティー初登場、二人を親友にするエピソードだし重要っすよ。
第15話 大きな機関車と転車台
出演/ジェームス ゴードン ヘンリー
トーマス
トーマスが支線をもらってしまっていないので、ヘンリーとゴードンは自分たちで客車を集めなければならない。なんで偉い我々がこんなことをしなければならない?っていうかそういう下っ端の仕事はしたくないし、ジェームスもこれでは休む暇がないと文句を言いつづけていた。
そんなゴードンは大きいし炭水車もついているということで、転車台がないとうまく方向転換することができない。その日ゴードンはうまく回ることが出来ず、仕方なく客車を後ろ向きで引っ張ることになってしまった。
客たちは「なんだ新しいタンク機関車かと思ったらゴードンじゃん」とバカにする。ジェームスも笑いものにした。
けれど、ジェームスもその日転車台に乗ったとき、風が強くてこっちはメリーゴーランドのようにくるくるくるくる回り始めた。目を回してしまったよ。
その夜ゴードンは大型機関車だけで話し合いをもった。
何故客車集めをしなけりゃならんのかという不満もさることながら、自分はあろうことかタンク機関車な間違えられる、ジェームスはくるくると回る、自分たち偉い機関車に対してのこの扱いはかなり理不尽ではないのか?
ハット卿たちに自分たちのありがたみというものをわからせてやる必要があるんじゃないのか?
どうするよ?ということでゴードンは一つの提案をする。
────彼らはゴードンの案を受け、ストライキをすることに決めたのだった。
[総評]ゴードンの勘違い野郎もここまで来ると笑うしかないというか微笑ましいね。好きですよ。
しかも今回本当の意味での始めての前後編みたいなもんです。期待も高まるというもの。
それにしても最近私、エドワードって書いた記憶ないんだけど次回は出てくるんだっけ。まあいいか。