撮影過程を推理したら、
こんな代替案が提議されたんですけど。

 前回「機関車トーマスがどうやって撮影されているか」について延々妄想してみました。
 なんで妄想かというと、調べるのがたいぎかったし、その方が楽しそうだったからだね。そんなこと言っちゃ見も蓋もないが。
 ま、素人の浅知恵でつらつら考えてみたわけだ。
 結論としては
@ソドウ島民があんまり小さいと困るから、平均身長8cmくらいではないのか?
Aその平均身長から考えて、トーマスの大きさは高さ17cm×横30cmくらいと推測される。
Bそれに貨車等をつけて走らせるから一つの風景セットが少なくとも8〜10m画の規模ではないか。
Cちなみに機関車はリモコンで動き、表情だけのすげ替えを行っているはずだ。ゴードン級の機関車を表情ごとに作るようなアホな話はないだろうから。

 と、以上4つのことが導き出された。
 過程については前回の項を参照されたい。
 
 さて。
 これが真実ではないと思うが、近いんじゃないかな?と私は思ってたわけだ。
 そしたらさる筋から代替案なるモノが提議されてきた。
 なんかそれもまた、簡単で「成程」と思って、じゃあ私のつらつら思ってたことはなんなんだよ、と言う感じだったんだけどね。
 それは所謂────ま、こんな感じ。
 「トーマスは、撮影シーンによってスケールの違う機関車が何台も用意されているという過程はいかがだろうか? つまり、小さいトーマス、中くらいのトーマス、大きいトーマス、もっと大きいトーマスという具合に撮影の規模によって使い分けられているという案だ」
 ────そうか。
 ま、そういうのもアリだよな。
 トーマスたちの撮影の状況はいくつかに大別できて、
@ハット卿を含め、ソドウ島民と話をする場面。
A機関車仲間と喧嘩したり話をしたり仕事をしたりする場面。
B線路を走る情景の全体像を映す場面。

 おおざっぱだが、上から順にカメラがひいていくと思っていただきたい。
 @のときは大きい機関車、Aのときには普通サイズ、Bで小さいヤツ、と使い分ければゴードンの丘とかの場所だってそんなに大きなセットを作らなくてすむ。
 ここって本当に広いんだよな。トーマスの支線の情景もかなり広いけど。

 左が丘で右が支線なわけだけど、どー思いますかね。
 ちなみに著作権侵害とか訴えないでね。多分左が「エドワードのおてがら」からの抜粋で、右が「ジェームスの脱線」とかからのぶんだと思う。
 あと支線がモノクロになってるのは、「機関車トーマス読本」からの使いまわしだからです。本当はもっと綺麗な場所なんですがね。
 こーいうとこを撮影する場合、やはり「小さい型の機関車」を使うのがベターかもしれない。
 一回撮影すれば使いまわしもできるというもの。特に右のヤツね。
 これが最大望遠と仮定する。
 でも、私としてはちょっと疑問に思うことがある。
 機関車は走っている。当たり前だ、そういう物語なんだから。
 上記の画像では人間は見えてないよな。だからこその「小さい型」。
 じゃあ、機関士たちや他の人たちを含めた場面で走行しているときはどうしてんの?中くらいの機関車でやってんのか?
 ・・・・・・「大小機関車説」を否定したいわけじゃないことを覚えておいてください。
 それも便利だから、取り入れているかもしれないし。
 人型が何故8cmくらいかと推測したのは前回の通り。それよりもいくらか小さいとしても、私としてはこれ以上小さいサイズを人形に求められないと思う。
 ということは上記結論に基づくサイズで撮影は行われていると。
 そうするとセットが多くなってしまうのだ。
 サイズが大きいとき用のセットと、小さいとき用のセット。────これって、無駄じゃないだろうか?
 例えば右のような風景は小さく作っているかもしれない。大概ここの角度からの画面で、これしかないから。この湖というか池のほとりからのトーマスの全景ってこれ一つきりだったと思う。
 これなら小さいトーマスで十分だ。
 翻って左。
 ゴードンがこの丘を登っていくだけなら小さいゴードンで十分だ。
 しかし、機関士が「頑張れ」等の声をかけるシーンも挿入される。
 この場合、「全景と機関士とを別撮りしているのか」、「一回の走行で2台のカメラから撮影しているのか」
 さあどっちだ(笑)。
 機関庫にいる機関車たちを映すのは小さくてもいい。じゃあハット卿が来たときにはどうしてんのだろうか。
 「機関庫」という場所は、機関車・建物・線路・操車場・その他木々や付属建物からなっている。
 全体像のときは小さく────人がいるときには大きく。
 それよりも一つのセットで数台のカメラで撮影している、という方が早くすむのではないか?
 なにより、私がひっかかっているのは「線路」なのだ。
 支線ならまだしも、貨車とかあるとこの線路の入り組み具合ってものすごい。それをいくつかのサイズの機関車に合わせて別に作る、という回りくどい作業をするならやはり、一つ大きいのを作っておいて四方八方からとりまくる────という方が効率的なんじゃないだろうか。
 イギリスがインドを支配しようと入っていったら、線路の幅が合わなくて困ったというではないですか(うろ覚えの話)。線路って作るの大変じゃないかなあ・・・と思ったのですよ。
 ────ま、そう考えたわけです。


 「複数サイズの機関車」という代替案はいけると思う。
 特に風景だけを撮る時には。
 しかし、私の疑問が解消されないのも事実。
 素人がわけわかんないとこで、悶々と考えてても真実には辿りつけんだろうが、とりあえず私としては前回の結論の方がしっくりくるということです。
 ほんとはどうなんだか知んないよ。
 っていうか、知ってるヤツがここ読んでせせら笑ってたらやだよね。
 そんなこんなで、「大小機関車説」という案に対して私はこう考えた、という話です。
 まだなんか意見あったら教えてください。考えます。いろいろ。


 んでも、なかなかいい意見だと思ったのは本当なんすよ(偉そうだね)。

おわり

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